ある左利きの日記

左利きであることは内容には関係ありません。

グローバルゴール11:住み続けられるまちづくりを

私にはあまり、というか全然、地元愛というものがありません。

国の政治に興味がなかったのと同じくらい、地元の政治にも興味がありませんでした。

(余談ですが、日本はもっと子どもが政治に関心を持つような教育をした方が良いと思います。)

でも、自分が住んでいる地域のことだから、他人事ではないんですよね。

 

今回は、まちづくりについてのグローバルゴールを勉強します。

 

!!!注意!!!

このブログはあくまでSDGs素人の筆者が調べたことを個人的感想とともに記録していくものであり、誤り等が含まれる可能性が(大いに)あることを予めお詫び申し上げます。

 

以下出典:外務省ホームページ

JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

 

グローバルゴール11:住み続けられるまちづくりを

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ロゴ使用のガイドライン https://www.unic.or.jp/files/SDG_Guidelines_AUG_2019_Final_ja.pdf

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable

 

ターゲット

11.1

2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
By 2030, ensure access for all to adequate, safe and affordable housing and basic services and upgrade slums

 

11.2
2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
By 2030, provide access to safe, affordable, accessible and sustainable transport systems for all, improving road safety, notably by expanding public transport, with special attention to the needs of those in vulnerable situations, women, children, persons with disabilities and older persons

 

11.3
2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
By 2030, enhance inclusive and sustainable urbanization and capacity for participatory, integrated and sustainable human settlement planning and management in all countries

 

11.4
世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
Strengthen efforts to protect and safeguard the world’s cultural and natural heritage

 

11.5
2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
By 2030, significantly reduce the number of deaths and the number of people affected and substantially decrease the direct economic losses relative to global gross domestic product caused by disasters, including water-related disasters, with a focus on protecting the poor and people in vulnerable situations

 

11.6
2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
By 2030, reduce the adverse per capita environmental impact of cities, including by paying special attention to air quality and municipal and other waste management

 

11.7
2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
By 2030, provide universal access to safe, inclusive and accessible, green and public spaces, in particular for women and children, older persons and persons with disabilities

 

11.a
各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
Support positive economic, social and environmental links between urban, peri-urban and rural areas by strengthening national and regional development planning

 

11.b
2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンスを目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
By 2020, substantially increase the number of cities and human settlements adopting and implementing integrated policies and plans towards inclusion, resource efficiency, mitigation and adaptation to climate change, resilience to disasters, and develop and implement, in line with the Sendai Framework for Disaster Risk Reduction 2015–2030, holistic disaster risk management at all levels

 

11.c
財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。
Support least developed countries, including through financial and technical assistance, in building sustainable and resilient buildings utilizing local materials

 

 ※算用数字のターゲット…数値目標(具体的な課題の達成)

 ※アルファベットのターゲット…達成のための手法

 

ロゴが馬鹿デカくなりましたが調整方法が分かりませんでした…。(誰か教えてください)

 

 

都市開発におけるキーワードはSustainableとResilientということが、その発現頻度からうかがえます。

どちらも日本語にはない概念なのではないかと思います。

ちなみにレジリエントというのは、いかに耐久し持ち直す力(回復力)があるかということです。(少なくともわたしの理解では。)

物理学の世界では「弾力のある」という意味で用いられるようですが、そこからも何となくイメージが湧くと思います。

 

特に自然災害の多い日本では、レジリエントという概念の重要性が分かると思います。

どんなに防災をしても避けられない災害は起こります。そこで被害をいかに小さくするか、いかに素早く立ち直るかが鍵になります。

 

一般的な住宅も同じことだと思いますが、都市には日常を健やかに過ごすための機能と有事に耐えうる機能、どちらも備える必要があります。

都市デザインて大事ですね。(圧倒的知識のなさを露呈。)

都市開発には、その性質上長い時間がかかることが多いですが、経験の蓄積や住民の理解の深まりなどを経てより良い(Sustainable and Resilient)ものにしていくことは決して不可能ではないと思います。

 

3.11ですべてがまっさらになり、その後に作られている新しい東北のまち。そういったものが模範になったりもするのでしょうか…。実際、ターゲット11.bには仙台防災枠組みが採用されています。(全然知らなかった。さすが災害大国日本。)

 

おもしろいなと思ったのは、「都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながり」について言及されている点です。このコロナウイルスパンデミックでも都市と田舎の関係性に変化が見られていると言われていますが、都市への一極集中など都市とその他の偏りが問題となってきました。

大多数が暮らす都市に目が向きがちですが、田舎に暮らす人の生活も等しく大切です。田舎の暮らし、そして都市とその他とのつながりを包摂的に考えることが必要なのですね。

 

すべての人がそれぞれの物語を持ちながらひとところ(あるいはもっと大きくひとつの国)に暮らしていると思うと、都市デザインの難しさが想像できます。

どのような都市にしたいのかを一人ひとりが考える必要がある、そしてこれは政治参加にもかかわる問題、と結んで今回はここまで。。。

 

問題が大きすぎて頭が爆発しそう!